アメリカに「カスタマーズ・ビー・オールウェイズ・ファースト」という言葉があります。
日本語で「お客様第一主義」。
お客様を喜ばせることを優先的に考えるということです。
これからの成熟市場ではこうした考えが何より大切で、ニュービジネスの着眼もこのへんから生まれてくることが多いのです。
数年ほど前に、"かっぱえびせん症候群"というのがありました。
"やめられない・止まらない"、すっかりとりつかれて、それなしでいられなくなるということです。
それがないと淋しくてたまらない・・・。
このように消費者の心を虜にするのを"酔わせる商売"といいます。
優秀セールスマンは、酔わせる技術の達人といわれています。
お客は彼から電話がかかってくるのを楽しみにしているのです。
例えばアメリカの雑誌『フォーチュン』がスーバーセールスマンについて特集を組み、彼らの特徴を分析していましたが、それを見るとそのことがよくわかります。
そこに紹介されているのは年間35億円もの物件を扱った不動産セールスマンとか、BMWや日本車攻勢をはねのけてアメリカ国産車ダッジのナンバーワン・セールスマンとなった人など。
とにかく彼らによるとセールスマンと顧客との最も望ましい関係は「トラスト・ミー(私に任せなさい)」の一言に尽きるといいます。
また「グッド・セールスはグッド・セックスのようなもの。両者が満足して誰も傷つかない」、これはあるスーパーセールスマンの名言です。
『フォーチュン』が彼らを分析して結論的に述べているのは次の3点です。
(1)スーパーセールスマンの資質、は天性のもので、訓練や教育ではなかなか身につかない。
一流のセールスマンシップは科学よりむしろ芸術に近い。
人間関係を相互の利益に昇華させる芸術である。
経営者はスーパーセールスマンを欲し、彼らがどこにいるかを見つけることはできる。
しかし彼らをスカウトするのは難しく、そのノウハウを模倣することは絶望に近い。
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