十九世紀に自立を求めた女性を主人公としたヘンリー・ジェイムズの小説を「ピアノ・レッスン」の監督した作品だ。
「原作に、独立心というロマンチックな理想や、強い性的衝動が描かれているのも私は好きです」と、パンフレットで監督が語っているように、性的な葛藤や情熱が、イザベルという女性の行動を決める源として、映像では描かれている。
二十一歳のイザベルは、両親の死で、アメリカからイギリスの伯母のもとに来る。
そのイザベルにイギリスの貴族で財産家の男が求婚するが、結婚より自分の人生を自由に探求したいイザベルは断ってしまう。
ほかにもイザベルの周りには、執拗にイザベルを追い求めるボストンの男や、イザベルを愛しながら病身のため、かげで彼女を見守り続ける従兄のラルフがいるが、イザベルはオズモンドという男の手練手管にまどわされて、彼との結婚を自分で選ぶ。
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